永野裕之のBlog

永野数学塾塾長、永野裕之のBlogです。

【出演】暁星音楽の日

昨日、母校での演奏会「暁星音楽の日」に出演しました。

この演奏会の趣旨は「暁星には脈々と受け継がれる力強い音楽カルチャーがあるという事実を確認し、その絆を深めること」です。

昨日の演奏会には、現役の小学生から還暦を超えるOBまで、まさに多士済々の顔ぶれが一堂に会しました。聖歌隊、室内楽、オペラ、ジャズのビッグバンドとジャンルも実に多彩でした。

自分が在学中は、男子校ということもあって、楽器をやっている生徒は少数派でした(今もそうかもしれません)。でも、音楽は私たちをつなぎ続けてくれました。気づかぬうちに、音楽を愛する気持ちを通じて「暁星の絆」が作り上げられていたのです。昨日はそのことに改めて気づかせてもらい、胸が熱くなりました。

演奏曲目

私が演奏に参加したのは以下の5曲です。

  • 君が代斉唱(指揮)
  • 歌劇『ラ・ボエーム」より二重唱「もう戻らないミミ」(ピアノ)
  • ラ・マルセイエーズ(ピアノ連弾)
  • 校歌(指揮)
  • ラ・マルセイエーズ(指揮)

恩師

学生時代に大変お世話になった先生方もご来場下さいました。

化学の谷元先生には、中3から高3まで担任をして頂いた上に、授業の度に色々と質問させて頂いたことをよく覚えています。教科書には書いてないことや、普通は丸暗記することの背景などをいつも丁寧に教えて下さいました。たまに質問に行かないことがあると、先生の方から「今日は質問無いのか?」と言って来て下さることもありました。

数学の平田先生は、当時点数を取る要領は良くなかった私に「お前はそれでいい」と言って下さいました。高校2年の時、数理の翼セミナー*1に参加できたのも、平田先生が推薦文を書いて下さったおかげです。先生のおかげで私は自分の勉強の仕方に自信が持てました。もし、私を型にはめようとする先生だったら、私は数学が嫌いになっていたかもしれません。

当時友人に頼まれて休み時間に音楽室のピアノを弾いていたときのことです。奥の部屋から豊島先生が飛び出ていらして「今、弾いていたのはだれ?」と仰り、私が名乗り出ると、その後は先生(美しいテノールでいらっしゃいます)の伴奏をさせて頂くようになりました。豊島先生には歌手と呼吸を合わせるためのイロハを教えていただきました。

お三方ともまさに私の「恩師」です。そういう先生方と再会できたことも本当に嬉しかったです。

現役の学生さんたち

昨日は現役の学生さんたちが、皆さん素晴らしい演奏を聞かせてくれましたが、中でも特筆すべきは聖歌隊の皆さん。

暁星小学校の聖歌隊は、90年代から2000年代にかけて、NHK全国学校音楽コンクールに幾度となく出場し、金賞4回、銀賞1回を受賞しています。また、1994年、1997年、2005年には文部科学大臣表彰も受けていて、その実力は折り紙付きです。

昨日も、美しい言葉が美しい音楽に乗って清らかに響き、聴く人の涙を誘っていました。

また、中学高校音楽部(通称音班)の演奏も若さと迫力があって見事でした。吹奏楽部はたくさんありますが、ジャズのビッグバンドがある学校は全国でも珍しいと思います。そんな中、暁星の「オンパン」は50年の歴史を誇っています。

現役の学生さんたちは、裏方の仕事にも積極的に取り組んでくれました。どの子も礼儀正しく、また諸先輩を助けようとするホスピタリティにも溢れているところが素晴らしかったです。そんな姿を目の当たりにし、OBとしても誇らしく思いました。

今後について

「暁星音楽の日」は、今後も続けていくようなので、次回もまた是非参加させて頂きたいです。

最後になりましたが、今回の演奏会を実現させた同窓会の方々には心から感謝と敬意を表したいと思います。OBだけでなく、現役の学生さんと同じステージに立てたことは本当に素晴らしかったです。これを可能にするためには、暁星学園の先生方のご協力も不可欠であり、そこにも「絆」があるからこそ、実現したのでしょう。

とにもかくにも、昨日は、自分が暁星学園の出身で良かったと心から思える非常に嬉しい一日でした。

*1:数理科学に強い興味を持つ高校生などを対象とした、合宿形式のセミナー。1980年にフィールズ賞受賞者の広中平祐氏によって創始され、NPO法人数理の翼が主催。全国から集まった各都道府県の代表者が、第一線で活躍する研究者による最先端の講義等を通じて、数理科学への関心を深めることを目的としている。