本日(2013/5/7)発売の日経おとなの OFF (オフ)の特集「おとなの算数入門」の一部を監修させていただきました。私が担当したのは、「数学が苦手な人に欠けているものは?」の4ページ。監修と言っても実際は1時間半くらいの取材で喋り倒した内容を、ライターさんと編集者の方がまとめて下さったもので、原稿に少し手は入れさせていただきましたが、楽ちんをさせてもらいました(∩∩;)
《追記》:記事の内容はWEB版日本経済新聞にも掲載されました↓
ここが違う 数学が苦手な人、得意な人の「考え方」 :日本経済新聞
それにしても、本誌の特集は大変充実しています。内容は以下の通り。
おとなの算数入門
・算数で脳のアンチエイジング
・算数が苦手な人にかけているものは?
・インド式暗算も仰天の“岩波メソッド"!
2桁×2桁の暗算を2時間でマスターする
・“花まる学習会"高濱式メソッド
「算数脳」をつくる
・脳に“解く快感"を経験させる
有名小中高大学の入試にチャレンジ脳が10歳若返る算数ドリル
・判断力、分析力が必要な“難問"で脳トレ
・数独、カックロで記憶の保持力がアップアート、自然、建築、思想の中の数字 ・時空を超えた数字で表す美の基準
・幾何学がつくり出す建築美
・当たるも八掛、当たらぬも八掛の数字・実生活、ビジネスで役立つ!
おもしろ数学小噺・世界最高峰だった江戸時代の"算術"に迫る 和算入門
・江戸時代に花開いた和算文化
・江戸の和算家
・遊びながら学べる和算
・算額の問題に挑戦
・数学界の偉人 オールスターズひらめき列伝
監修は私の他にサイエンスナビゲーターとして各方面でご活躍中の桜井進さん、名著「数学的思考法」他たくさんの著作をお持ちの芳沢光雄さんなど、錚々たるメンバーです。そんな中に参加させていただけて光栄に思っています。
また、江戸時代の和算についてこれだけ分かりやすく、詳しく書いてある本もなかなかありません。「数学界の偉人 オールスターズひらめき列伝」も楽しく拝読しました。
特集の冒頭で脳科学者の加藤俊徳さんが話されている内容は思わず膝を打ちそうになるほど我が意を得たたものでした。
小中学生の頃は『理屈ではなく覚えなさい』と教えられてきた公式や法則が、それまでに積み上げてきた経験や知識に支えられて、『そういうことだったのか』とストンと腑に落ちる。暗記してきたものを分かったものに変える、それがおとなの算数の醍醐味です。
この内容で680円というのは本当にお買い得だと思います。
書店等でお見かけになった時は是非お手に取ってみてください。m( _)m